「パブリックエネミー」ゴムは愛情の印 下
バームクー軒ラーメン日記16
人間やってはいけない事をやってしまう事ってたまーにあるよね。夜寝る直前に甘いもの食べちゃったり、1日に2杯もラーメンを食べちゃったりね。ダメだとわかっているんだけど、結局は食べちゃうんだよなー。
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空は朝焼け、それをバックにボロいビルがそびえていた。
ここら辺で建てられた中で一番高いビル、というよりも残った中で一番高いビルが正しいだろう。回りは廃墟同然で、崩れ落ちそうな町並みがゴミと落書きで彩られている。
そんな抜きでた高さに更に加えて更に屋上に巨大な看板が建ててあって、ここらだとそれなりに目立つ。
真下からだと角度がついて看板がよく見えない。精々人が写ってるとわかる程度だ。
このビルが、正確にはその看板が今回の指令の目的だった。
「パブリックエネミー」至高の戦場 下
大会は滞りもなく進んでいった。
相変わらず喧しく、奇声をあげたり気を失ったり呆けたりする参加者はいても、相手に危害を加える者はおらず、荷物ごと別室に運び出す以上の手間はかからなかった。
そして半分が過ぎた頃、残った参加者は半分以下に減っていた。