バームクー軒のラーメン日記23

 

 あの時はああ言った。でも実はそんな気は全然無かったんだよね~。のような話ってよくありますよね。みっともない事この上ないけど、恥ずかしながら自分もやっちゃうことが多くてね。反省しないといけないのだがどうにもね。

 実はこの前、友人とラーメンを食べに行く時に、候補店の中に遠いから行く気の全然ない店をかなり美味しいからという理由で選択肢に残してしまったのだ。それを見事友人に指名され、行ってきましたよ、東大の近く、自宅からは糞遠いあのお店。

 

 

 やっちまったと思った時にはもう後の祭りで、今更案をひっこめるわけにもいかないので、開き直ってラーメンを楽しむだけでなく、他の用事を絡めることを理由にして電車を使うことに。無学な俺氏、電車でどうやったら効率よく東大に行けるかぱっと思いつかなかったので、水道橋から徒歩にしてもらうことに。

 そして15分前後歩いてついたのが今回の店である麺屋ねむ瑠。以前、秋葉原に用事が出来た時に、父とラーメンを食べることになり、その途中で何か良い店はないかと探していた時にラーメンデータベースで発見したお店である。その時は濃厚ないか煮干しと塩味の清湯のラーメンを食べ、そのレベルの高さに、いつの間に東大の近くにこんな良いラーメン屋が出来ていたんだ、と感心した記憶がある。特に塩味の清湯の方は様々な食材のうまみがいっぱい詰まったかなりの逸品で父が大変気に入っていたのだ。濃厚のいか煮干しの方はレベルは高いと思ったが、結構甘い味の構成で、その甘さといか煮干しの濃さの組み合わせがイマイチ好きになれなかった。

 そんな前回の反省を兼ねて今回は赤鶏と蛤の淡麗中華そばの醤油。塩を食べたのは結構前なのでその時に比べると色々変わっているのかもしれないが、今回の醤油は様々な食材のうまみを感じさせられた前回の塩と比べると、より直線的にうまいと言わせるラーメンに感じた。そして忘れてはいけないのが約束された勝利のメニュー和え玉。濃い煮干しに合うのが和え玉だと思っていたが、この醤油との相性もかなり良い。

 

 そんなこんなで大満足の一杯だったので、あの時はああ思っていたが結果論は大正解だった。などと考えているデブの胃袋には反省が必要だなと思う今日この頃である。

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