バームクー軒ラーメン日記20

 

 記念すべき20回目であり、間に合えば年内最後の更新となるはずなのだが、そうでないなら、デブは原稿も遅かったという事である。しかも、この後に緊急の予定が入り時間が無い。

 今回は年末なので、この1年で個人的に一番だと思ったラーメンを取り上げたい。今年話題の新店でもあった大森のあのお店である。

 

 

 

 大森に出来た新店が図抜けて良いらしい。その新店であるHomemade Ramen 麦苗の情報は確かGW前後くらいにはネット上でかなり出回っており、流石に知ってはいたのだが、いかんせん場所が大森。ノース東京民の哀しさか、渋谷より先、有楽町より先にはめったに行かないので、そのうちに~と思っている間に気が付けば9月である。

そして、超が付く話題の新店をほったらかし過ぎた焦りもあったのだろう。忙しかったから疲れていたのかも知れない。ついうっかり、友達と休みが重なった時に、金曜と土曜とで土曜でOKを出してしまったのだ。平日でも相当の人が並んでいるという情報を掴んでいたのに。さらに早起きしたくなかったんで、開店時間に着けば良いで集合予定を組む重罪を犯したのだが、そこはほら、もう最初から詰んでいたと思えば、ね。

 

当日は、初めて来たところなんで迷わないと良いな、なんて甘いことを考えていましたが、お店の近辺に着いた瞬間にわかりましたよ。早くて1時間だな、と。並んでいるとは聞いていたが、このくそ暑い時期にここまでとはね。慌てて、コンビニでヨーグリーナを買って最後尾へ。この1時間後にわかったのですが、お店の外にセルフのお茶のサービスがあって、お店の夏場の対策もばっちりでした。

結局、ご対面まで並び始めてから2時間くらいかかったのだった。肝心のラーメンの方だが、煮干しと普通の醤油ラーメンがあり、俺は煮干しの方、友達は醤油の方で攻めることに。どうでもいい話なんだか、こういう時は煮干しを選んでしまう事が多い1年だった。

その煮干しラーメンの味は、都内の煮干しにしては穏やかな味で、一口食べてだけで質の高さとバランスの良さが分かる素晴らしいものだった。系統で言えば近い味を食べたことがあるような気がしないでもない味だったのだが、いかんせん約2時間も炎天下の元で路上にさらされていたので体力と水分を失い過ぎていた。脳が限界だと言っている。ならばしかたなくと、快楽と感動に溺れるように麺をすする事に専念した。その時の俺氏はまさにデブの鏡であったに違いない。

当日はこんな感じだったので実は今年の1番でありながら1番記憶があいまいでもあったりする。

 

そんなこんなで今一度、麦苗には行かねばならない予感を感じたまま、1年の終わりを迎えてしまった。と言いうことで、また来年も都内くらいでかるーいラーメン遠征をやりたい大晦日であった。

 最後に全く関係ないのだが、この日は何故かファミマのミルクチュロッキーを死ぬほど見なかった。ミルクチュロッキーミルクチュロッキー

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